
ヘブル人への手紙 3
新改訳新約聖書(1965年版)
章の概要
モーセは神の家における僕として忠実であったが、イエスはモーセよりも大いなる誉れに値する。この章は荒野におけるイスラエルの失敗を通して、読者に心をかたくなにせず、不信仰に陥らず、確信を捨てないよう警告する。
イエスとモーセ神の家かたくなな心忠実さ
1そういうわけですから、天の召しにあずかっている聖なる兄弟たち。私たちの告白する信仰の使徒であり、大祭司であるイエスのことを考えなさい。
2モーセが神の家全体のために忠実であったのと同様に、イエスはご自分を立てた方に対して忠実なのです。
3家よりも、家を建てる者が大きな栄誉を持つのと同様に、イエスはモーセよりも大きな栄光を受けるのにふさわしいとされました。
4家はそれぞれ、だれかが建てるのですが、すべてのものを造られた方は、神です。
5モーセは、しもべとして神の家全体のために忠実でした。それは、後に語られる事をあかしするためでした。
6しかし、キリストは御子として神の家を忠実に治められるのです。もし私たちが、確信と、希望による誇りとを、終わりまでしっかりと持ち続けるならば、私たちが神の家なのです。
7ですから、聖霊が言われるとおりです。 「きょう、もし御声を聞くならば、
8荒野での試みの日に 御怒りを引き起こしたときのように、 心をかたくなにしてはならない。
9あなたがたの先祖たちは、 そこでわたしを試みて証拠を求め、 四十年の間、わたしのわざを見た。
10だから、わたしはその時代を憤って言った。 彼らは常に心が迷い、 わたしの道を悟らなかった。
11わたしは、怒りをもって誓ったように、 決して彼らをわたしの安息にはいらせない。」
12兄弟たち。あなたがたの中では、だれも悪い不信仰の心になって生ける神から離れる者がないように気をつけなさい。
13「きょう。」と言われている間に、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。
14もし最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば、私たちは、キリストにあずかる者となるのです。
15「きょう、もし御声を聞くならば、 御怒りを引き起こしたときのように、 心をかたくなにしてはならない。」 と言われているからです。
16聞いていながら、御怒りを引き起こしたのはだれでしたか。モーセに率いられてエジプトを出た人々の全部ではありませんか。
17神は四十年の間だれを怒っておられたのですか。罪を犯した人々、しかばねを荒野にさらした、あの人たちをではありませんか。
18また、わたしの安息にはいらせないと神が誓われたのは、ほかでもない、従おうとしなかった人たちのことではありませんか。
19それゆえ、彼らが安息にはいれなかったのは、不信仰のためであったことがわかります。
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